神楽坂料亭の安くておいしいランチ〜『別亭 鳥茶屋』親子丼
東京神楽坂にある、関西料理うどんすきの店『神楽坂 別亭 鳥茶屋』へランチに出かけた。
JR・東京メトロ飯田橋駅からほど近いが、メインストリートから少し奥へ入った“芸者小道”と呼ばれる坂の途中にある。
この辺りは、稽古場から時折三味線の音色が聴こえるそうで、花街の雰囲気漂う情緒ある通りだ。
1963年創業『鳥茶屋 本店』は、2020年10月末日に惜しまれつつ閉店。1999年創業『別亭』のみ継続して営業している。立派な店構え。
開店11時30分の少し前になると、坂の上から下から続々人が集まってきた。
前日は100%うどんすきのお腹だったけど、きょうは親子丼かな・・。どうする??
「お2階へどうぞ」と案内があり、靴を脱いで階段を上がると、広い座敷に4人掛けテーブルが8台。一番乗りだったから無人で余計に広く見えた。
以前の座卓からテーブル椅子に変わったらしい🙆♀️イイネ
1階は見てないが、慶弔や接待等に利用できる個室もあって、100名もの収容が可能とのこと。芸者さんも呼べるのねぇ。
注文は、迷った挙句親子丼に決めた。
本店営業時、親子丼は別亭限定のランチメニューで、別亭創業当初から大人気だそうだ。
周りのテーブルも、うどんすきより丼を注文している人の方が多い。
【(上)親子丼】
お味噌汁、香の物、自家製デザート付き。料亭で1,080円は良心的。
食べ応えありそう。🥚中サイズ3個分くらいかな。色が美しい✨
「固まりすぎず、流れ出ず」の抜群の火加減。ありきたりな表現だけど「ふわっとろ!」。
玉子の丼は簡単そうで難しく、火を止めるタイミングは職人技だ。
鶏肉は山梨県の富士高原どり、卵は岩手県の奥久慈卵を使用。いずれも高品質。
玉子は、ふわっとろのまま口の中へ。時間が経っても固まることはない。
小さく切った鶏肉がたくさん入っていて、どこをすくっても必ず鶏肉に当たるほど。肉もとてもやわらかい!どんな下ごしらえをしているんだろう。
ご飯は、お出汁が浸みてべちゃべちゃになることもなく、一粒一粒が立ったちょうどよい硬さ。刻み海苔が敷かれている。
うどんすきのお店なので薄味かと思ったら、結構しっかりめの味付け。個人的には少し濃く感じたけど「おいしい」が勝つ😋
薬味をそれぞれ少しずつかけて食べてみた。どれもおいしいけど、山椒が一番合うかな。
後で記事を読んだら、板長さんも山椒をお勧めされていた。
自家製日替わりデザート:豆乳杏仁豆腐。
かなりしっかり固められていて、杏仁豆腐というより“牛乳かん”に近い。豆乳らしいが、私にはなぜかアーモンドミルクの味がした😅(えっ?)
【鳥すき丼】
友人が注文。
親子丼の鶏とは別種の南部どりを使用しているらしい。肉を変えるのもこだわり。
骨付きもも肉や手羽先など、いろんな部位が入っている。
とても丁寧に下処理してあるらしく、嘘みたいにスッスッと骨が抜けていた。具沢山。
【ランチの鶏唐揚げ】
鳥屋さんの唐揚げを食べてみたくて注文。3個入り。
南部どりのもも肉を使用。衣はカリカリ、肉はジューシーで弾力があっておいしい。
「若者はもう少し味が濃い方がいいかも」と友人が言っていたが、中高年にはちょうどよかった(笑)。
2007年ドラマ『拝啓、父上様』のロケ地に使われ、関連グッズが入口に飾られていた。
劇中で使われたりんご(作りもの😅)に倉本聰氏のサインが🖋
〈今回いただいたお料理〉
親子丼 1,080円 (鳥すき丼 1,280円)
ランチの鶏唐揚げ(3個入) 580円 ※夜価格と異なる(すべて税込)
神楽坂 別亭 鳥茶屋
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂3-6
03-3260-6661
https://www.torijaya.com/pc/index.html
おいもと栗の上品で素朴な和菓子〜『翠江堂』
以前取り上げたことのある、1946年創業『翠江堂』。
有楽町店のショーケースを撮りそびれてしまったのだけれど、年末は商品が種類豊富に並んでいた。冷蔵庫で3〜4日日持ちするという和菓子を3種購入した。
左上右下:栗いもきんとん、右上:京かのこ、左下:栗形 なんか秋っぽい(笑)。
年明けのショーケースの一部。ラインナップが変わってしまい、“京かのこ”だけ写真に収めてきた。
【栗いもきんとん】
鮮やかなオレンジ色のおいもはなると金時🍠を使用。秋の新作だったらしい。
今回一番のお気に入り!
ショーケースに「いとど栗🌰」と書かれていた。愛媛県産いとど栗らしいが、いとど栗って?初耳・・。“渋皮付き和栗”っぽい栗色とオレンジ色のコントラストがいい。
丁寧に漉したさつまいもと栗に、それぞれ白あんを合わせ、茶巾絞りにしている。
おいも部分も栗部分もねっとりとして軟らか。さつまいもと栗本来の風味がしっかりあり、上品と素朴のコラボな味わい。
芋&栗大好き人間にはたまらん♡何度「おいしい!」と言ったことか(笑)。
【栗形(くりがた)】
栗の形がかわいらしい🌰 練切と似ているが、こなしというお菓子。
✴︎練 切:白あんに求肥や山芋を入れ、火にかけて練り上げる。軟らかで粘りがある。
✴︎こなし:白あんに小麦粉や上新粉を混ぜ、蒸し上げる。むちっとしている。
ふくませ煮した大粒の栗が丸ごと入っている。そのまんまの栗が贅沢に味わえる。
“こなし”なのでむっちりとした食感。栗の風味が立つようにあっさりした甘さに仕上げてある。つぶつぶ部分はけしの実じゃなかった(と思う)。
【京かのこ】
白いんげん豆(手亡豆)のかのこ。美しい色と艶が年始にピッタリと思って購入。小豆あんはもちろん、白あんも大好き。
なんと白あんがほんのり桜色??気のせいじゃない・・よね?若干着色しているのか。真相はわからず🤔
白いんげんのやわらかな風味が広がる上品なかのこ。あんこの塊なのに不思議と甘すぎない。「上品」だから“京”?と後から思った。真相はわからず Part2(笑)。
季節の和菓子は期間が限られるが、四季がある日本ならではの楽しみ。今年もおいしいご縁がありますように。
今回のお菓子はすでに季節はずれになってしまったようで残念🙇♀️
〈今回いただいた和菓子〉
栗いもきんとん 300円
栗形 350円
京かのこ 230円(すべて税込)
御菓子司 翠江堂
本 店:〒104-0033 東京都中央区新川2-17-13
大手町店:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルB2F
有楽町店:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビルB1F
定休日・営業時間は店舗により異なるので、詳細はHPで確認を
昭和を思い出すレトロな店の今川焼〜『甘味軽食かどや』
明けましておめでとうございます🎍
自身の記録ブログのようなものなのですが、ご縁あって読んでくださっている方に感謝申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします🙇♀️
今年の初詣は、関東厄除け三大師のひとつ:東京足立区の西新井大師へ出かけてきた。(ここの初詣は初めて。)
午前中は思ったほど混んでなかったけど、午後からは迂回させられたり、どんどん混雑してきていた。
山門前の参道を挟んで、草だんごの老舗『清水屋』と『中田屋』が向かい合わせにある。
両店大行列!『清水屋』の方が若干長いかな(その時は)。西新井大師参拝と草だんごのセットはお決まりコースなのだろう。
数年前の夏に来た時は、両店から「どうぞ食べてって」と試食の声かけがあり両方いただいたが、買わずに帰ってしまって味は全く覚えていない💦
今回食べ比べてみたかったけど、長蛇の列に諦めた。
参道を進むと、レトロな佇まいの店がひと際目を引く。1922年創業の『かどや」。なんとも懐かしい雰囲気が漂う。
数年で看板がだいぶ劣化していた。「清涼飲料」の表示が昭和っぽい。店構えは60年間変わらないらしい。
きょうの目的は看板商品の今川焼。
おばあちゃんから引き継いで、今は娘さんが焼いているようだ。
私の前に10人ほど並んで焼き上がりを待っていた。種類はあんこのみ。
焼きのパフォーマンスを魅せる大量生産の『御座候』と違って、なかなか列が進まないゆっくり焼き(笑)。これも下町らしさかも。
今川焼は焼いてる作業を見るのが好き。一度やってみたいな♪
【今川焼(あんこのみ)】
「食べ歩きですか?お持ち帰りですか?」と聞かれ「食べ歩きです」と答えると、焼きたての熱々をひとつずつ紙の包みに入れて渡してくれた。
ところどころの気泡の跡や脇から皮がはみ出してる手作り感がいい。
皮は軟らかめで、あんの周りはやっと火が通ったくらい。
「北海道産あずき100%使用」(貼紙)の小豆あんは、水分多めで甘さ控えめ。温かいから中から溢れ出してくる。やっぱり出来たては格別!
店舗は映画やドラマに今もよく使われている。数年前に訪れた時も、BS-NHKの番組ロケと一緒になった。このまま残してほしいお店と味だ。
〈今回いただいた甘味〉
今川焼 120円(税込)
甘味軽食 かどや
〒123-0841 東京都足立区西新井1-7-12
03-3890-2360
仙台に行ったらづんだ餅〜『村上屋餅店』三色餅
仙台編第3弾。
仙台の甘味といえば必ず名前が挙がるづんだ餅。
毎度時間がない仙台で「どこのお店行く?」となったとき、牛タン、お寿司、飲み屋が優先される(笑)。人数がいればいるほど甘味に時間を割いてもらえない。わかるけど😅
そこに時間を割けるのがひとり旅の醍醐味✨ 行きますよ、念願の『村上屋餅店』。
1877年(明治10年)創業。初代は江戸時代伊達家の御用菓子司で、三代目から餅店として商いを始めたのだそう。甘味処ではあるが、ここも“餅屋”だ。
仙台にはやはり餅屋が多いようだが、昔は現在の倍ほどの店があったらしい。
JR仙台駅西口から徒歩10分ほど。
14時頃はすんなり入れる時間帯だろうと思ったら、9人が外で待機・・油断してた。持ち帰りの人と列が分けられている。(画像は店を出た時のもの〉
晴れてるとはいえ、東北の12月の日陰はさすがに冷える🥶
食べ終えた1組が出てくると、1組店内に呼び入れられる。覗きこむと、すぐ席に案内されるのではなく、暖をとりながら待っている様子。4人席×2と2人席×1、意外と狭い。
40分並んでやっと順番が回ってきた。
あんこではないけど“三色餅”を注文。周りも全員三色餅。他の商品も見たい(笑)。
入口右にショーケースがあり、大福や笹に包まれた水まんじゅうなど数種類が並んでいた。“三色おはぎ”が気になるけど、延命餅本舗の田楽餅とさいちのおはぎがあるので、ここは諦めた😢
【三色餅(づんだ・ごま・くるみ)】
づんだが色鮮やか、ごまとくるみの艶も美しい。
づんだ
づんだの枝豆は国産。薄皮まで素早くきれいに取り除くことで鮮やかな緑色になり、舌触りも滑らかになるそうだ。
ごま
黒光の艶✨どうしたらここまで滑らかになるのか不思議なほど。甘味はかなり強い。
くるみ
こちらもきれいな色と艶。やはり結構甘い。
づんだは甘味控えめ。豆の味が際立っておいしい。
餅に弾力があってお箸では切りづらい。スプーンでちぎって、餡もたっぷりすくって口へ運ぶ。スプーンがありがたい。
延命餅本舗と同じく村上屋餅店も餅屋、主役は餅。「餅の弾力と滑らかさは餅屋ならでは」とつくづく思う。
こちらのもち米も宮城県産みやこがね。餅の作り置きはせず、なくなりそうになったら新たに餅を搗くのだそう。餅屋のこだわり。
後から知った話。三色餅はつぶあん・こしあんにも変更できたらしい。あんこ食べたかった😭 何と変えるか悩ましいから、まぁいいか。
〈今回いただいた甘味〉
三色餅(づんだ・ごま・くるみ) 810円(税込)
村上屋餅店
022-222-6687
そしてもう1軒
⭐️番外編:松島のパン屋さん🍞『ぱんや あいざわ』⭐️
美しい松島海岸。2011年の震災が信じられないくらい穏やか。
海岸沿いをしばらく散歩して、瑞巌寺へ戻る路地を歩いていくと、急に何やら素敵な通りに出た。
“水主町(かこまち)通り”・・・江戸時代初期、仙台藩主が松島を遊覧する御座船の水夫を住まわせた町だったのだそう。1軒だけ残った民家が瑞巌寺近くに移築されている。
その名残はないが、新しめの目をひく店舗が3軒並んでいた。
かわいいパン屋さん。吸い寄せられるように入ってしまった。
ちょうど12時だったが、「すみません、もう数が少なくなってしまって・・」とのこと。たしかに大半が売れてしまっていた。人気のパン屋さんみたい。
ソーセージドッグ(マスタード)と“あんこと発酵バター”を購入。
あんこと発酵バターのぱんは要冷蔵で、持ち歩きはあまりお勧めされなかったけど、「なるべく早めに食べます!」と自己責任で買ってきた😅
【あんこと発酵バター】
結局家まで持ち帰ったけど、特に問題なし・・のはず
国産小麦のパン、北海道十勝産小豆、四つ葉バター。
あんこが和菓子屋並みにちゃんと炊かれていておいしかった。私、バターは無くてよいの(本末転倒 笑)。
ぱんや あいざわ
022-354-0233
仙台秋保のスーパーマーケットの名物おはぎ〜『主婦の店さいち』おはぎ
前記事のつづきの仙台編。
まずの目的は“『主婦の店さいち』のおはぎ”だった。
今更?の有名おはぎの記事だけど、記録なので😅読んでくださってる方がいたらご了承ください。
【1979年創業の仙台秋保(あきう)温泉にある個人スーパー。お惣菜部門(おはぎ含む)売上が50%を占める。おはぎをちょっと並べたところ評判となり、客のリクエストにより商品化し現在に至る。全国のスーパーがおはぎ作りを学びに来る。】のは有名な話。
おはぎ好きなのに、こんなに有名なのに、秋保温泉は何度か訪れているのに、実は未だ食べたことがない💧 日帰り旅の秋保温泉(しかも冬)は無理なので、仙台駅で手に入れたい。
駅ビルでの販売は木・金・土曜日の10時から。曜日も時間もピッタリ!これだけでも来た価値がある。
早くから一人で並ぶのは気が引けて、少し時間を潰して9:45頃向かったら、すでに10人並んでいた。全員おはぎ狙い。私の後ろにも20人は並んだ。
この日は平日で、旅行客より地元の人がほとんどの様子。地元に愛されるのはどんな口コミより説得力がある。
開店、列を崩さず移動。走り出す人もおらず、みなさん大変にお行儀がよろしい。
と思ったら、別入口から入ったおじいさんが私の前に割り込み・・でも、おはぎの同志と思うと不思議と腹も立たない(笑)。
あんこ(つぶあん)・きなこ・ごま各2個入パックが積まれていて、欲しい分だけ取ってレジに並ぶ。一人何個までという制限はないようだが、みな常識ある数を購入している。賞味期限は当日中だしね。
私はあんこ3パック、きなこ1パックを購入。
この時期は“納豆”もあるが仙台駅には入荷がないので、手に入れたい人は秋保まで。
【おはぎ】(あんこ)
思ったほど大きくない。以前よりだいぶ小さくなったらしい。
粒が少し潰れた軟らかなあんこ。砂糖の量を抑えた色合い。見た目は私の好きなタイプのおはぎ。これは思ったとおり。
あんこの厚みがすごい。ほぼあんこ。
もち米は宮城県産みやこがねで、うるち米と混ぜている。米部分は3口ほどで終わった(笑)。
あんは少し塩気のある甘さ控えめタイプ。表現が変だけど「さっぱり」している。あんこだけでパクパクいける(私だから?)。
発売当初、甘さが足りないと感じる客用に、袋に入った別添えの砂糖が置いてあったらしい。持ち帰る客もいたが、今はこの味にみな満足されているということ。
小豆の風味が好きな私には満足のお味。早くから並んで購入した甲斐があった。
「あんこ無しのきなこもおいしい」と噂なので買ってみた。
普段きなこものはあまり食べない(嫌いなわけじゃない)けど、砂糖と塩の加減がちょうどよくて、噂どおりぃゃそれ以上においしかった。量もたっぷり!
『さいち』さんにひとつお詫びを🙇♀️
暖かい所に置いた1パックだけ傷み始めてしまった。
購入したら責任もっておいしいうちに食べるのが鉄則なのに、申し訳ないことしました。あんこの命は短い。
〈今回いただいた甘味〉
おはぎ(あんこ・きなこ) 2個入250円(税込)
※2023年1月〜 2個入280円に値上げ
主婦の店 さいち
022-398-2101
仙台駅売店:
〒980-8477 宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 S-PAL仙台東館2F 伊達のこみち内
022-267-2111
お餅が主役の仙台甘味〜『延命餅本舗』延命餅と田楽餅
娘が仙台の友人に会いに行くと言うので、勝手に便乗して出かけてきた。仙台駅からは別行動、ほぼ無計画の日帰り一人旅。
10時過ぎ、午前中購入必須の創業1930年『延命餅(えんめいもち)本舗』へ。
JR仙台駅から徒歩10分ほど。この辺りはお寺が多く、幹線道路沿いだが昔ながらの静かな景色が残っている。“延命餅”は、隣りにある阿弥陀寺の延命地蔵さんから名前をいただいたのだそう。
行列覚悟で向かったが店先はとても静か。
木枠のガラス引き戸と注文受け小窓が素敵な店構え。小窓を開けてみたくて敢えてそこから声がけすると、奥の作業場から店主さんらしき男性が出てこられた。
ショーケースにあるのはこれだけ、あとはお赤飯の折り見本。
早朝から餅を搗き、当日売り切る数を丸め完売したら店を閉める。午後には買えないこともあるそう。商品が並んでくれていてありがたい。
夜まで持ち歩くため1個ずつだけ注文すると、「どうぞ中に入ってお待ちください。」と言ってくださり店内へ。暖か〜い!ストーブの匂いが懐かしい。もう雪の季節だなぁ。
撮影許可をいただくタイミングを逸し、店内画像なし。
ショーケースのものではなく、奥でパックに詰めてくれる。どうやら田楽餅は注文を受けてからタレをからめてくれている様子。しょうゆ餅は炙ってくれていたのかも。
もっと買いたかったなぁ、残念。
☆*この後 松島海岸へ。電車で行くのは初めて*☆
松島散策の帰り、田楽餅はタレが漏れ、延命餅は亀裂からあんが染み出していた。バッグ振りすぎた?ショック・・延命餅に亀裂だなんて縁起悪い💧
松島海岸駅始発の電車は発車まで時間があり、私の車両は離れた席のおじいさんと二人きり。
お餅が割れてしまう前に!硬くなる前に!少しでも早めに!今だ、今食べよう♪
【延命餅】
延命餅は、こしあんの白大福。
裏側:泣いてる顔みたい😩
もち米は宮城県産みやこがね。
真っ白でキメ細かくて軟らかい、とても丁寧に搗いた餅なのがわかる。薄化粧程度の餅粉が美しさを際立てている。本当に赤ちゃんのほっぺ👶みたい。
もち米の香りがする。ビヨーンと伸びるわけではない、ちょうどよい弾力。餅好きにはたまらん!
あんは塩気のある滑らかなこしあんで、餅本来の甘味と相まってよい塩梅になる。電車で唸りながら食べてる自分に笑った🤣
午前中に売り切れるのが納得のおいしさ!今回の仙台甘味の優勝でした🥇
【田楽餅(あん・しょうゆ・ごま)】
こうしてパックに入っていたのだけれど、帰宅した時にはタレまみれで見る影もなく・・
3種1本ずつは同パックで仕切り紙を挟むだけなので、「タレ混ざり・タレ漏れはあるある!」らしい(笑)。
時間をかけて持ち帰るものじゃなくて、すぐ食べるものってことなのだ。
団子じゃなくて餅☝️ 搗きたて餅だからこんなふうに平べったくなる。
赤福餅くらいの大きさの餅が一串に2つ。
延命餅のあんと違って塩気は強くないスッキリ甘いこしあん。コクがあるけど甘すぎず、餅にしっかりからむみたらしダレとごまダレ。パックの縁に付いたタレは、もったいなくてスプーンですくい取ってしっかりいただいた😋
みたらし串を少しだけレンジでチンしたら、出来たてのようで最高だった。
延命餅も田楽餅もお餅が主役。最高のお餅に負けない、これまた最高のあんとタレ。最強の餅菓子になるはずだわ。次はきっとお赤飯も!
〈今回いただいた甘味〉
延命餅 135円(税込)
田楽餅(あん・しょうゆ・ごま) 各135円(税込)
※今年10月〜 125円より値上げ
延命餅本舗
022-256-0551
不定休、8:00〜完売次第終了
限定5食!岩手県産特大プリプリのカキフライ〜『洋食 高輪亭』
前記事『松島屋』の後はランチタイム。港区高輪、意外といつも困るのが食事処・お茶処。
以前お邪魔した良店2軒、事前予約を取ろうとしたらどちらも休み。困り果てていると、Googleマップで松島屋近所に洋食店を発見💡 調べたらとてもおいしそうなのでそこに決めた。
マンション1階の間口の小さな店。開店は12時で、中は明かりが灯り仕込み中の様子。
「予約がおすすめ」と書いてあったけどしてないし、1時間弱界隈をウロついて開店10分前に戻った。まだ誰も並んでいないぞ、ラッキー。
ボードに貼られたおいしそうなメニュー表。迷う・・はずが「5食限定 岩手県◯◯産(忘れた)カキフライ ¥1500」に一瞬で心奪われた〜!即決!!
12時ジャストOPEN。予約なしだったけど4人掛けテーブルに案内してもらえた。厨房前カウンター6席と奥に2人掛けテーブル、計12席のこじんまり落ち着いた店内。
ソーシャルディスタンスのためかカウンターを1席ずつ空け、その後のお客様には入口で「満席です、申し訳ありません」と伝えていた。一瞬で満席。マスクを外すリスクがあるし席も近いので、そのように徹底しているのだろう。
それなら尚更、予約なしでテーブル席に座れたのは奇跡かも!?
「カキフライ3つお願いします!」 5食限定カキフライのオーダーが通った。「私達が3食頼んじゃって申し訳ないけど、牡蠣も1分でも新鮮なうちに食べてもらえた方が嬉しいよね」などと言っている間、カウンター席からもカキフライのオーダーが。限定をいただくのは貴重で嬉しい。
店内は静かで、厨房内の焼く音、揚げる音がBGM(しかも香り付き)♪ ますますお腹がペコペコ!
【スープ】
ブロッコリーのポタージュ。
とても温かくて野菜の旨味を感じるスープ。化学調味料の味も青臭さも全くない。ブロッコリーが苦手な人もきっといただける。
【カキフライ】
スープを飲み終えたタイミングで運ばれてきた。
あぁ大きさが伝わらないのが残念。今まで食べたカキフライの中で一番大きい!これはね、やっぱり生ガキの大きさ😵
付け合わせは、キャベツの千切り・トマト・レモン・ポテトサラダ。ドレッシングも自家製と思われる。
ソースと自家製タルタルソース。ゆでたまごがゴロゴロ入ってる。
そして炊き立てご飯。写真撮ってないで、さあ温かいうちにいただこう🍴
この時、厨房の炊飯器からは勢いよく湯気が出ていて、第2弾炊飯中だった。常に炊き立てご飯を提供してくれるのはありがたいこと。
熱々サクサクの薄い衣!この大きさは衣の厚さじゃないの。
カキは肉厚でプリプリで、例えが合ってるかわからないけどホタテを食べているような・・?歯応えがある。臭みなんてまっっったくない。
カキ嫌いの人は中の黒い部分が苦手なのだと思うけど、新鮮で肉厚だから全然気にならない(はず)。こんな旨いカキフライを食べられない人いるのかな。
食べるのに夢中で本当に写真なし💦 断面撮ればよかった。
ランチタイムメニューは、ロールキャベツ、チキンソテー、オムライス、オムハヤシ、カレーライス、ポークカツ、有頭エビフライなど、“ザ・洋食”が他にもたくさん!
お値段は、スープ・ライス付きで税込1,100〜1,600円(有頭エビフライだけ少しお値段張ります)とお手頃価格。
近所なら通って全制覇したいくらいだ。松島屋とセットでまた行こう!何を食べるか今から迷う😅
〈今回いただいたお料理〉
カキフライ(スープ・ライス付き) 1,500円(税込)
洋食 高輪亭(たかなわてい)
〒108-0074 東京都港区高輪1-5-19-103 ヒルトップ高輪
03-6721-9363
※開店後すぐに満席の可能性あり、事前予約が賢明