90年前の家をレストランに〜『葉山茶寮 六花 Ricca』
長い海岸線と緑生い茂る山。自然豊かな町“葉山”。
広いのに鉄道が無い。だから葉山は車で行く所だと思っていたけど、今回は電車旅。
JR東京駅から乗換なしで、隣町のJR逗子駅で下車。駅前から京急バスで三ケ丘(県立近代美術館前)停留所まで。
そこから徒歩1分。座れるし、意外と楽チンだった。
訪れたのは『葉山茶寮 六花 Ricca』。
ひと際目を引く素敵な門塀。
たくさんの緑に囲まれた、懐かしさ漂う木造家屋。
こちらの建物、昭和天皇の侍医頭の別邸で、1934年(昭和9年)宮内庁が建設したのだそう。
皇室に所縁ある方のお宅を「古民家」と言ってよいのかしら。民?なの?
当時の家屋を美しく立派なまま、令和の時代に新たな命が吹き込まれ『六花』としてオープン。
ノスタルジックな木枠の窓ガラス、窓のネジ式鍵(“ネジ締まり錠”というらしい)、木の天井、電球・・
床も柱も窓枠も艶々で、よく磨かれている。
お楽しみのランチをオーダー。
お席は前日に電話予約済み。メニュー内容や金額、アクセスも、とても丁寧に教えてくださった。
平日水木金限定、昼はん御膳を注文。
【本日の八寸盛】
いろんなお味を少しずつ。
家では作らないから、こういうの大好き!ありがたくチビチビといただく。全部おいしい。
右上:炒り豆腐、中央:新牛蒡の胡麻味噌あえ、左下:新人参の和風ラペ(すべて正式名忘れた)は、特に気に入ったお品。
【蒸篭蒸し=地元の彩り野菜、ハトコヤさんの餃子】
本日の肉・本日の魚・餃子から選べる。
野菜は塩で、餃子は特製ダレでいただく。
新鮮野菜がおいしい。餃子にニンニクは入っておらず、サッパリとした旨味。
【ご飯・汁物・香の物】
麦味噌と鰹節入りのお椀に一番出汁を注いだもの。
お出汁だけでおいしい。味噌を溶かして二度おいしい。上品なお味。
家でも作りたい。(作れば?(¬_¬))
【本日の自家製和菓子・お茶】
チョコ羊羹とお抹茶(+300円)にした。和菓子はほかに浮島と最中。
チョコ羊羹の上には塩。チョコ・あんこ単品より軽めの甘味。
お料理は材料豊富で、どれも丁寧に作られていて、素材の味がちゃんとして、ヘルシーなのに満腹!後でケーキ食べたけど(笑)
都会の喧騒を忘れたい方におすすめ。
お天気がよければ海岸沿いから富士山が見える。(この日は拝めず残念。)
〈今回いただいたお料理〉
昼はん御膳 3,000円〈抹茶+300円〉(税込)
※平日水木金限定ランチ
葉山茶寮 六花 Ricca