和菓子屋のまあるいお赤飯〜『和菓子司萬祝処 庄之助』萬祝
前記事の『甘味処竹むら』を出て歩くこと3〜4分。
自宅みやげを買いに和菓子屋へ向かう🚶♀️))) 看板があるから気づくくらいの小さなお店。
1949年創業『和菓子司・萬祝処 庄之助』神田須田町店。『わがしつかさ・まいわいどころ しょうのすけ』と読む。庄之助は、大相撲の立行司:二十二代木村庄之助のことだが、お店の経緯がちょっとややこしい😥
「創業時は、二十二代木村庄之助の長男が別の屋号で営業していたが、1959年、庄之助の引退後すぐに屋号を『庄之助』に変え、庄之助最中を売り出したところ成功した。」と、HPの長い長い記録の中に記されている。現在はお孫さんが深川白河店で後継している。
入口脇に飾られた板番付表がレア。店内は2人いたら3人目は遠慮してしまうほどのスペース。所狭しと進物用見本が並べられ、昔の菓子舗の雰囲気。
【萬祝(まいわい)】
円形のお赤飯。近所の常連客らしき年配男性が「まんいわい3つ!」と言ってたし、どう読んでもよさそうな(笑)。早い時間に完売してしまう日もあるようだ。
目の前で塩と黒ごまをたくさんかけて包装してくれる。
大きなおにぎりみたいで意外と量がある。1合(お茶碗2杯分)くらい?お相撲さんの力飯と関係あるのか?・・そんな記述はないけれど。
モチモチの極上もち米に、艶々の大きな備中産ささげがたくさん入っている。豆が崩れずキレイに蒸し上がるささげ。実家のお赤飯もささげだった。
ささげ多めが好きな私には嬉しい限り!包装紙にこぼれ落ちる塩と黒ごまも嬉しい!そしてこの形がなんとも幸せ😊
メインなのに即食べてしまって画像がこれしかない💦
【ゴマ大福】
この日のもう1つの目的“ゴマ大福”。前から食べてみたかった一品。まんまるでとっても美しい⚪️ 良心的なお値段👏
ごまあんではなくて、白ごまが餅生地に練り込まれている。プチプチ見えるのが白ごま。
本物の餅で、夜にはもう硬くなりかけていた。
こしあんのような薄紫色だが、豆の風味が残るあっさりめのつぶあん。皮の白ごまが香ばしく良いアクセントになっている。
邪魔なんてことはなく、相性の良い白ごまの存在。「絶妙」という言葉はあまり使いたくないけれど、あん・餅・ごまの絶妙な(笑)バランスがよい。
大福はゴマ大福のみで、普通の大福も豆大福も置いてないのが不思議。
【二十二代庄之助最中】
代表銘菓なので、一応取り上げておくと・・
行司の軍配うちわをかたどった最中。大納言小豆に水飴を使用、色濃くむちっとしたあんこだ。
日持ち1週間ということに安心して数日後に食べたからか、皮がしっとりしてしまった。何でも早めにいただくに限る〈教訓☝️〉。
私個人は、萬祝とゴマ大福に軍配を上げる(笑)。
〈今回いただいた和菓子〉
萬祝(赤飯) 490円
ゴマ大福 150円
二十二代庄之助最中 200円(すべて税込)
和菓子司・萬祝処 庄之助
神田須田町店:〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-8-5
03-3251-5073
深川白河店 :〒135-0021 東京都江東区白河3-3-19
03-3820-5076