仙台に行ったらづんだ餅〜『村上屋餅店』三色餅
仙台編第3弾。
仙台の甘味といえば必ず名前が挙がるづんだ餅。
毎度時間がない仙台で「どこのお店行く?」となったとき、牛タン、お寿司、飲み屋が優先される(笑)。人数がいればいるほど甘味に時間を割いてもらえない。わかるけど😅
そこに時間を割けるのがひとり旅の醍醐味✨ 行きますよ、念願の『村上屋餅店』。
1877年(明治10年)創業。初代は江戸時代伊達家の御用菓子司で、三代目から餅店として商いを始めたのだそう。甘味処ではあるが、ここも“餅屋”だ。
仙台にはやはり餅屋が多いようだが、昔は現在の倍ほどの店があったらしい。
JR仙台駅西口から徒歩10分ほど。
14時頃はすんなり入れる時間帯だろうと思ったら、9人が外で待機・・油断してた。持ち帰りの人と列が分けられている。(画像は店を出た時のもの〉
晴れてるとはいえ、東北の12月の日陰はさすがに冷える🥶
食べ終えた1組が出てくると、1組店内に呼び入れられる。覗きこむと、すぐ席に案内されるのではなく、暖をとりながら待っている様子。4人席×2と2人席×1、意外と狭い。
40分並んでやっと順番が回ってきた。
あんこではないけど“三色餅”を注文。周りも全員三色餅。他の商品も見たい(笑)。
入口右にショーケースがあり、大福や笹に包まれた水まんじゅうなど数種類が並んでいた。“三色おはぎ”が気になるけど、延命餅本舗の田楽餅とさいちのおはぎがあるので、ここは諦めた😢
【三色餅(づんだ・ごま・くるみ)】
づんだが色鮮やか、ごまとくるみの艶も美しい。
づんだ
づんだの枝豆は国産。薄皮まで素早くきれいに取り除くことで鮮やかな緑色になり、舌触りも滑らかになるそうだ。
ごま
黒光の艶✨どうしたらここまで滑らかになるのか不思議なほど。甘味はかなり強い。
くるみ
こちらもきれいな色と艶。やはり結構甘い。
づんだは甘味控えめ。豆の味が際立っておいしい。
餅に弾力があってお箸では切りづらい。スプーンでちぎって、餡もたっぷりすくって口へ運ぶ。スプーンがありがたい。
延命餅本舗と同じく村上屋餅店も餅屋、主役は餅。「餅の弾力と滑らかさは餅屋ならでは」とつくづく思う。
こちらのもち米も宮城県産みやこがね。餅の作り置きはせず、なくなりそうになったら新たに餅を搗くのだそう。餅屋のこだわり。
後から知った話。三色餅はつぶあん・こしあんにも変更できたらしい。あんこ食べたかった😭 何と変えるか悩ましいから、まぁいいか。
〈今回いただいた甘味〉
三色餅(づんだ・ごま・くるみ) 810円(税込)
村上屋餅店
022-222-6687
そしてもう1軒
⭐️番外編:松島のパン屋さん🍞『ぱんや あいざわ』⭐️
美しい松島海岸。2011年の震災が信じられないくらい穏やか。
海岸沿いをしばらく散歩して、瑞巌寺へ戻る路地を歩いていくと、急に何やら素敵な通りに出た。
“水主町(かこまち)通り”・・・江戸時代初期、仙台藩主が松島を遊覧する御座船の水夫を住まわせた町だったのだそう。1軒だけ残った民家が瑞巌寺近くに移築されている。
その名残はないが、新しめの目をひく店舗が3軒並んでいた。
かわいいパン屋さん。吸い寄せられるように入ってしまった。
ちょうど12時だったが、「すみません、もう数が少なくなってしまって・・」とのこと。たしかに大半が売れてしまっていた。人気のパン屋さんみたい。
ソーセージドッグ(マスタード)と“あんこと発酵バター”を購入。
あんこと発酵バターのぱんは要冷蔵で、持ち歩きはあまりお勧めされなかったけど、「なるべく早めに食べます!」と自己責任で買ってきた😅
【あんこと発酵バター】
結局家まで持ち帰ったけど、特に問題なし・・のはず
国産小麦のパン、北海道十勝産小豆、四つ葉バター。
あんこが和菓子屋並みにちゃんと炊かれていておいしかった。私、バターは無くてよいの(本末転倒 笑)。
ぱんや あいざわ
022-354-0233