石川県産品を使ったチョコレート〜『ショコラトリー 雨の詩』
先日、金沢に立ち寄った。
用事の前の限られた時間で、残念ながらあちこち観光とまではいかなかった。
お茶と和菓子文化が根付く金沢で、ゆっくりお抹茶とあんこを楽しむことも幻に(泣)。
それでも、私のあんこ師匠オススメのおいしいおはぎをゲットできたから良しとしよう。
というわけで、今回はあんこ以外の甘味の記録。
同行の娘のリクエストで、チョコレート店『ショコラトリー 雨の詩(うた)』へ行くことが決まっていた。
兼六園下交差点から兼六園入口へ続く、観光客向けみやげ店が並ぶ紺屋坂に、今年3月26日にオープンしたばかり。
『雨の詩』は、金沢出身の文豪 室生犀星の『愛の詩集』の一編から名付けた、とのこと。
「しっとりとした雨の恵みがチョコのイメージに合った」のだそう。
学が足りず室生犀星について検索したところ、なんと氏の命日がオープン日と同日だった。偶然なら感動ものだ。
正面にショーケース、その奥がガラス張りの作業場、左奥に4席のイートインスペース。
学生や女性は一度足を止めて眺めていく。買い求める客も多い。
こちらのチョコレートは、生産者から直に仕入れる石川県産食材や銘酒を使用している。
店主さんの地元産へのこだわりがうかがえる。
写真が欠けてしまったが、最左は「室生犀星が愛飲」と記されていて、調べてみると金沢の地酒“福政宗”をよく飲んでいたようだ。
下段左から、銘酒福政宗、能登ワイン、金沢産いちご、ミントレモン、ビター、能登のはま塩、はちみつ、五郎島金時、抹茶、ゆず、クリームソーダ。
上段は、金沢の銘酒や食材のボンボンショコラセット。
ガラス越しの作業場に、何種類もの銘酒の瓶が並んでいる。
あまり飲めない私にも香りや味の違いがわかるかな。
日本酒好きの甘党の方に是非味わってもらいたい。
月替わりのショコラセット。7月限定の涼しげな“クリームソーダ”。
娘の目的はこれだったが、炎天下の持ち歩きを心配して結局諦めた。
天の川を思わせる、季節替わりの“ショコラバー”。女性客に人気の様子。
娘達は“チョコミントソフトクリーム”を注文。
チョコ味コーンにミント味ソフトクリーム、そこに丁寧に装飾を施し出来上がり。
HP画像はカタツムリ型クッキーだったので、クッキーは月替わりかも。
娘達の撮影が長くて溶け出す(笑)。
一口味見させてもらったら、刺激の少ない優しいミント味でおいしかった。
私は“ドリンクセット”(ドリンクとお好みのチョコレート1個)を注文。
日本唯一の揚げ浜式塩は、しょっぱさではなく太陽の恵みたっぷりの旨味。
その旨味を引き立てるビターチョコ、とは言えチョコが負けるわけでもない。バランスのよい上品な大人の味で大満足。
本をイメージした化粧箱。どこまでもオシャレだ。
〈今回いただいたチョコレート〉
チョコミントソフトクリーム 600円(税込)
ドリンクセット(カフェオレ・能登のはま塩チョコ) 500円(税込)
ショコラトリー 雨の詩(うた)
〒920-0936 石川県金沢市兼六町2-7
090-8099-7876http://www.amenouta-kanazawa.com