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日々の労い&明日への活力に!街グルメと和菓子とお出かけの記録

絶品の烏賊ソーメンを函館で!〜『料亭 冨茂登』

仲間のお祝い事で、先日函館へ一泊弾丸旅行に出かけてきた。

 

早朝の東京駅から北海道新幹線で片道約4時間20分。飛行機以外での北海道行きは初めて!敢えての新幹線選択だ。海底を通り北海道の地へ渡る。

青函トンネルに入る少し前、車内アナウンスが流れた。

全長53.85キロメートル、うち海底部分23.3キロメートル、最深240メートル、約22分などなど、本当はもっと詳しく優しく丁寧な解説。

「次に入るトンネルが青函トンネルです」の声と同時にトンネルへ突入。「列車はただいま青函トンネルに入りました」・・・〈感動〉・・・携わった方々の尽力が、私達を青森から北海道まで22分で運んでくれるのよね。

 

函館市内を観光した後、予約済みの料亭『冨茂登(ふもと)』へ。

1961年におでん屋として創業、1980年の移転を機に料亭として開店したのだそう。

 

 

予約後に知ったのだが、菅田将暉さん小松菜奈さんはこちらで両家の顔合わせをされたとか。

2日前に来店されたある女優さんのサイン色紙も飾られていた。錚々たる顔ぶれの履歴にお店への期待が増す♪

 

中庭を眺められる個室。間接照明のお部屋が落ち着く。

乾杯の後、一品ずつ丁寧に提供される会席料理。新鮮な地場の魚介や野菜をいただけるということで楽しみにしてきた。

 

 

【前菜 季節の創作料理盛り合わせ】

何だったか覚えてない💦おいしかったのは覚えている(汗)。星型は里芋。

 

【吸物 紅白鶏卵】

鶏卵に見立てた白玉団子、三つ葉、大黒しめじ、柚子のすまし汁。

青森の郷土料理で、慶事は紅白に、弔事は緑と白に色付けされるのだそう。白玉の中に自家製白あんが入っている。「あんこ?」なのにお出汁に合う!初っ端からおかわりしたいほどだった。

 

【造里(お造り)】

牡丹海老、海峡本鮪、近海平目の3種。

身が締まってて甘い。こんな肉厚で歯応えある平目を初めて食べた。私のボキャブラリーでは表現できない。ゴメンナサイ。

 

【硝子蓋物 烏賊ソーメン】

右は“かけつゆ”

細切りの烏賊に、オクラ、トマト、なめこうずら玉子、おろし大根、生姜、刻み大葉。“つゆ”をかけていただく。

夏の真イカは歯応え抜群でコリコリ。水揚げから数日後に店頭に並ぶ市販の烏賊ソーメンとは、申し訳ないけど全くの別物。なんて新鮮で冷たくておいしいの!

“つゆ”も上品で、載せられたものすべてが烏賊と相性良く、唸りっぱなしだった。

 

【焼物 銀鱈西京みそ焼き】

「どうしてこんなにキレイに焼けるんだろう!」「西京焼きって絶対焦げるよね」「やっぱり遠火?」「調理場で見てくる?」主婦同士の会話(笑)。

美しい焼き目(焦げじゃない)、身はふっくら。だから当たり前においしい。白飯が欲しかった。酢牛蒡の白和えは口内をサッパリさせてくれる。

 

【中皿 帆立真引き(しんびき)揚げ】

揚げ物の回りの細かい粒々が“しんびき粉”で、原材料はもち米。

帆立でクリームチーズを包み、更に海苔で巻いてしんびき粉の衣をつけて揚げたもの。帆立とクリームチーズの塩味をレモンで引き立てる。帆立があまりに肉厚でビックリ!もう1種はコリンキー(かぼちゃの一種)。

 

【小鍋 函館産穴子柳川もどき】

牛蒡、椎茸、葱、三つ葉入り。

函館でも穴子が獲れるらしい。身はふっくらとクセがなく薄味。柳川?・・“もどき”だものね(笑)。

 

【御食事・止め椀・香の物】

いくら飯、お椀は浅利貝味噌仕立て、香の物は白蕪の麹漬・大根の麦酒漬

大好物のいくら!プチプチ弾ける。幸せすぎる。

 

【水菓子 季節のデザート】

葡萄、梨、南瓜のアイスクリーム、焼菓子。この焼菓子も自家製とのこと。塩気があってとてもおいしかったのに何か忘れた😩

 

大満足のお料理、ごちそうさまでした🙏

これだけの量をいただいても肉料理はなく、すべて新鮮な魚介と野菜。東京だと結構なお値段だろうが、函館は良心的♡

 

そしてそして、最後に友人のお祝い🎂

ケーキは予約時に外注で依頼。写真は3分の1。スポンジもクリームも最高♪

 

函館でおいしい料理を堪能したい人に絶対おすすめ。

お料理もさることながら器がとても素敵で、廊下に全国各地の焼き物が陳列してあった。

 

 

〈今回いただいたお料理〉

 祝い会席 10,753円

 ドリンク          759円(すべて税サービス料込)

 別注ケーキ

 

 

料亭 冨茂登(ふもと)

〒040-0043 北海道函館市宝来町9-7

0138-26-3456

http://fumoto.hakodate.ne.jp/