おいもと栗の上品で素朴な和菓子〜『翠江堂』
以前取り上げたことのある、1946年創業『翠江堂』。
有楽町店のショーケースを撮りそびれてしまったのだけれど、年末は商品が種類豊富に並んでいた。冷蔵庫で3〜4日日持ちするという和菓子を3種購入した。
左上右下:栗いもきんとん、右上:京かのこ、左下:栗形 なんか秋っぽい(笑)。
年明けのショーケースの一部。ラインナップが変わってしまい、“京かのこ”だけ写真に収めてきた。
【栗いもきんとん】
鮮やかなオレンジ色のおいもはなると金時🍠を使用。秋の新作だったらしい。
今回一番のお気に入り!
ショーケースに「いとど栗🌰」と書かれていた。愛媛県産いとど栗らしいが、いとど栗って?初耳・・。“渋皮付き和栗”っぽい栗色とオレンジ色のコントラストがいい。
丁寧に漉したさつまいもと栗に、それぞれ白あんを合わせ、茶巾絞りにしている。
おいも部分も栗部分もねっとりとして軟らか。さつまいもと栗本来の風味がしっかりあり、上品と素朴のコラボな味わい。
芋&栗大好き人間にはたまらん♡何度「おいしい!」と言ったことか(笑)。
【栗形(くりがた)】
栗の形がかわいらしい🌰 練切と似ているが、こなしというお菓子。
✴︎練 切:白あんに求肥や山芋を入れ、火にかけて練り上げる。軟らかで粘りがある。
✴︎こなし:白あんに小麦粉や上新粉を混ぜ、蒸し上げる。むちっとしている。
ふくませ煮した大粒の栗が丸ごと入っている。そのまんまの栗が贅沢に味わえる。
“こなし”なのでむっちりとした食感。栗の風味が立つようにあっさりした甘さに仕上げてある。つぶつぶ部分はけしの実じゃなかった(と思う)。
【京かのこ】
白いんげん豆(手亡豆)のかのこ。美しい色と艶が年始にピッタリと思って購入。小豆あんはもちろん、白あんも大好き。
なんと白あんがほんのり桜色??気のせいじゃない・・よね?若干着色しているのか。真相はわからず🤔
白いんげんのやわらかな風味が広がる上品なかのこ。あんこの塊なのに不思議と甘すぎない。「上品」だから“京”?と後から思った。真相はわからず Part2(笑)。
季節の和菓子は期間が限られるが、四季がある日本ならではの楽しみ。今年もおいしいご縁がありますように。
今回のお菓子はすでに季節はずれになってしまったようで残念🙇♀️
〈今回いただいた和菓子〉
栗いもきんとん 300円
栗形 350円
京かのこ 230円(すべて税込)
御菓子司 翠江堂
本 店:〒104-0033 東京都中央区新川2-17-13
大手町店:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルB2F
有楽町店:〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビルB1F
定休日・営業時間は店舗により異なるので、詳細はHPで確認を